今年の紅葉は例年より遅れている。
例年なら南会津へ行きたいところだが、見ごろにはまだ早そうだったので以前から行ってみたかった鳥海山へ1泊で行くことにした。
Waveで国道を1日無理せず走れる距離は350~400kmぐらいなので、地図を見ながらどこまで行くか考えた。
CB1300で高速を使えばもっと距離は稼げるが、Waveのように気ままに寄り道は出来ない。
おまけにガソリン消費が4倍なので・・・・やはりWaveで行くことにした。
ざっくりの予定はこんな具合。
前夜、安宿が由利本荘で予約できた。
本当は秋田まで行きたかったが無理はしないことにする。
(今回の走行ルートの山道はほとんどをGoogle ストリートビューで見ることが出来ます)
ツーリングマップルを見ながら、オプション追加。
月山への登山ルートを追加。回り道50kmぐらいか。
鳥海山であちこち回ると80kmぐらいで、多分400km程度になるだろう。
夕方5時になると暗くなるので、トラブル発生の余裕を見て4時には宿に入りたい。
400km÷40(山道と休息を含んだ走行ペース)=10H
つまり午後4時まで目的地に着くには朝6時に出発だ。
途中で予定外の事があれば回り道をカットすれば何とかなるだろう。
10/15(土) AM5:00 目覚ましに起こされ暗いうちに身支度開始。
思ったより気温が低くて、ガレージの温度計は5℃。タイツの上にバイク用Gパンを履いてみたが・・・寒くてダメだ。防寒性がマシな普通のライディングパンツに履き替えた。
明るくなった6時前、予定より少し早く出発。
ともかく手が冷たく辛いのでグリップヒーターを目一杯強くして走る。
栗子トンネルの中は18℃と春のような暖かさ。
山形に入っても寒いまま、米沢の気温は5℃・・・
長井のコンビニで一休み、缶コーヒーを買って手先を暖める。
少し休むと指先に感覚が戻ってきた。
つい先日までグリップヒータが邪魔だと思ってたのに御免なさい。
287号の快走路を寒河江まで走り、最初の給油。
8:30 走行130km
朝日も出て気温は10℃を越えほっとする。
この先は、今日の最初のお楽しみ、旧道の六十里越え。
月山スキー場までは良く整備されていて幹線道のようだ。
ところが、スキー場との分岐を越えると・・・・・
いきなり舗装林道のような狭さになる。
おまけに対向車は皆無。
本当にこれで良いのか不安になり、止って地図を見る。
現在地をスマホナビで確認しようとするが、ナビの画面はさっきから止まったままだ。
もしかして、ここは圏外か?
山形道と併走するルートなのだが山の上には携帯の基地が見えない。
路肩に1箇所だけ↑鶴岡の表示があったのでとにかく進む。
相変わらず対向車皆無、
路面は落ち葉、枯れ枝、苔+濡れた路面+ガードレール無し。
転ばないよう、崖から転落しないよう慎重に走る。
人気の無い登山道入り口に六十里越えのノボリをみつけて一安心。
無事峠を越え、鶴岡側の月山への登山道を目指す。
大鳥居まで着た、歓迎されているなぁと勝手に喜ぶ。
ここから月山八合目までは狭い舗装林道で、観光客のクルマも走っている。
紅葉の見ごろには早いようだが良い景色だ。
対向車が全然よけてくれず(こっちを見ていないし)、この時期は毎度ながら嫌になる。
今朝方雨が降ったらしく、山を登るにしたがって路面も天気も悪くなる。
いつもなら楽しい道のはずが、きょうは先が長いので少々うんざりしながら8合目に着いた。
驚いたのは大型バスがいた事。仕事とはいえ、運転ご苦労様です。
霧がかかり雨がぱらついてきたので景色を楽しむまもなく山を下りた。
平地に下りると天気も良く、信号皆無な気持ちのよい田舎道を走る。
酒田の345号を最上川沿いに北上する。
海のほうに風力発電の風車が見える
日本海まで来たなぁと思う瞬間。
鳥海山が見える遊佐町まで来たが、山には雲が・・・
これから一息つく間に雲がなくなることを願う。
道の駅・鳥海でお昼にする。
走行290km
大型バイクはクルマの間に駐車しているが、
Waveは原付自転車なので自転車用のスペースに止める。
すでに12時を過ぎて、6時間以上走っているがあまり空腹感が無い。
ファーストフードコーナーで目に付いたものを購入。
旅情を全く感じられない「天津飯」と、なんとなく日本海を感じる「イカ焼き」。
今朝の寒さを忘れるような暖かい日差しで一眠りしたいところだが
まだ先があるのでさっさと出発だ。
ずいぶん走ったのに、ここはまだ山形県だったと今になって気づく。
対角に走った山形の広さを実感。
午後の部はこれからだが、長くなったので、続く・・・・・
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