週末に1泊で南会津へ行ってきた。
「結婚32周年記念旅行」が名目であるが
N-ONEの慣らし運転も兼ねている。
本音は、前から行きたかった「2輪車走行禁止 奥只見シルバーライン」を走りたかったので。
初日の計画はこのコース。
いつものWave125で走れば大抵予定通りに行くのだが、
問題は・・・・同乗者がいるから。
原付で走るより、軽とはいえ自動車だったら問題無いと思うのは甘い!
理由はわかるでしょ、皆さん。
最初は会津柳津の円蔵寺(柳津虚空蔵尊)にお参り。
ありがたいことに、柳津のゆるきゃら「うとちゃん」に遭遇。
どんな顔しているか気になる人はリンクを見てください。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00001755
牛をなでて
クルマのお祓いをうけて
本当は、名物の粟饅頭屋の店先で饅頭2個を買っているうちに、こうなった。
金山町の炭酸水の井戸へ
夏のツーリングで買ったばかりの炭酸水ペットボトルを紛失したが、
悔しかったで、今回は無料の炭酸水をたっぷり持って来るのが目論見。
井戸があるにはあるが、水が無い?
説明書きによれば、この時期は水位が低いらしい。
それだけでなく、鉄分の匂いもする場合があるとの事。
3~4mほどの中からヤカンでくみ上げて、飲んでみる。
確かに炭酸水だ、持参したペットボトルに入れて持ち帰ったが、
時間が経過したらまずくて廃棄処分となった。残念。。
只見町から田子倉ダムを経由し、紅葉真っ盛りの六十里越(ろくじゅうりごえ)を通って新潟県の大白川駅。
この駅舎では週末だけそば屋さんが営業している。
注文したのは「キノコそば」と「深山ぶっかけそば」。
どちらも抜群に美味かったが、やはり冷たいそばのほうがおススメだろう。
新潟県の小出まで下ってからから、352号線へ。
時刻はすでに1時半、予定より1時間以上遅れている。
いよいよシルバーラインだ。
延長22kmトンネル19本。道路自体がほとんど全部トンネル。
トンネルと言うより「隧道」がそれらしい。
そもそもが奥只見ダムの工事用道路だったので仕方がない。
壁面には素掘りの岩盤がそのままの箇所も多い。
ぎりぎり対向2車線、勾配、急カーブ連続の、でこぼこ路面は一年中びしょ濡れ。
こんな狭いトンネルなのに観光バスが多くて渋滞する。
これではバイク通行禁止は当然である。
延々走ってもちっとも出口に着かない。
初めて夜の首都高を走って怖かった時を思い出した。
トンネルの中に交差点もある。
トンネルなんか、もう走らないぞ!と5回くらい思った頃、奥只見ダムに到着。
広い駐車場にはバスや乗用車がたくさん駐車中。
しかし、のんびり観光している余裕は無い。
ここから宿泊先の高杖スキー場までは100kmもあるのだ。
途中は、ダムの沿線道路、尾瀬につながる山道、地図を見ただけでもうんざりするクネクネである。
いつものバイクツーリングなら大歓迎だが、クルマでは決して楽しいルートではない。
あちこちでがけ崩れの工事中、いたるところに沢水を流しっぱなし。
舗装はされているが、がけから落ちれば100m、下手な林道より危険な道路である。
そうは言っても景色の良い場所はたくさんあった。
シフトレバーをSレンジにして、カーブを何百回曲がったかわからない。
尾瀬の入口である御池田代や桧枝岐も素通りして
高杖スキー場のペンションに着いたのは予定より1.5時間遅れの5時半過ぎ。
あたりはすでに真っ暗で何も見えない。
先日から風邪気味で咳が出ていたのもあり、
8時間あまりのドライブにしてはやけに疲れた。
近所の温泉に行く余裕も無く、内風呂に浸かって夕食。
ペンションの食事はおいしくて、
特に岩魚がうまくて、骨と尻尾を残しただけで全部食べられた。
「こんなにうまい川魚を食べたのは初めてです、理由は?」とオーナーに聞けば
「下ごしらえをきちんとすればおいしいのです」との事。
観光地で売っているヤマメやイワナがまずいのは焼き方のせいではなかったのだ。
岩魚に合わせてた酒の花泉もおいしかった。
とはいえ、やっぱり体調は良くなくて、夜中に頭痛と咳で目がさめ、風薬を飲んで寝直し。
明日は大丈夫なのだろうか。
写真は翌朝撮影したもの。
ここまで書いて疲れが出たので、翌日編はまたあとで。